シャープさん   

先日のコンサートにつづき、今日は舞台を見てきました。

といっても、演劇好きの後輩が勝手にチケットをとってくれるので、
前知識なし、で、毎度ほいほいついていくだけのですが。

今回は ナイロン100% のシャープさんフラットさん

予想以上によかった。


周囲と同じメロディを奏でているつもりでも、
どうしても半音高い 半音低いような気がする。 

自分だけ周囲から浮いているような気がする。 誰にも理解されてない気がする。

そんな大人たちのお話でした。


テーマは重いし、救いのない展開なのに、後味が悪くないのはなぜなんだろう?
むしろ、さわやかな気持ちになったくらい。


わたしも(きわめて常識的に見えて)実は半音ずれているからなのかしら。












帰宅すると、母からと電話があった。

 「接骨院の先生が亡くなられたわよ」 

? 接骨院の先生??



「とてもお世話になったね かわりにご葬儀、伺うから」




電話をきって、だんだん記憶がよみがえってきた。


中学のとき、北の街から 関東の田舎に転校したばかりのころ、
体育の授業でちょっと怪我をして、しばらく近くの接骨院に通った。


きさくで自由だった北の風土にくらべ、閉鎖的なその田舎町の空気に
心底馴染めなかったそのころのわたしは、
治療にかこつけては、学校を早退し、接骨院に通っていた。 

その先生とは、みょうにウマがあった。

こわもてで、口が悪く、地元では「変わり者」で通っていたけど、
一緒に地元の悪口を言ってくれるのがおもしろくて、
馴染んだふりをしているだけで、これは自分じゃないと思い続けた重い中学生活が
ちょっと軽くなったような気がした。


怪我がなおり、それ以来一度もその接骨院を訪れることはなかったけど、
「どうだ、娘、元気か?」 が挨拶代わりだった、と、今夜母からはじめて聞いた。

あれから20年以上、道で会うと必ず。



一度くらい 思い出して、顔をだせばよかった。

今でも  おまえ いいこぶるなよ、 と言われただろうか。  合掌。
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by cooyoyogi | 2008-10-01 23:24 | 日々徒然

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